コロナの功罪〜功のほう〜
実は、約1年前まで日々の一喜一憂を綴っていました。
今また、こうして書きはじめようと思ったのは、
またひとつ何かを超えた感じがあるから。
大変だった六年生、PTA活動、中学生への引き継ぎ…。
それが終わる頃にはコロナ自粛。
長い自粛期間中に、想いが熟成されて定着し、ゆるがない絆を確認し、
本当に大事なものは何か、と自問自答したのはきっと私だけではないでしょう。
世界中の人々が、人とつながること、の意味を再確認したのではないでしょうか。
コロナ禍のなかで進んだテレワーク、オンライン授業、ソーシャルディスタンス、
その選択肢があることは、私たち親子にとっては都合が良いことでした。
ちなみに、私にかんしては、
昨年度PTAの仕事を引き受けていたのですが、最初から最後まで、
闇のような世界を体験しました。
正しくは、私はそのように受けとってしまいました。
その後、中学校ではPTAには入会しませんでした。そのアクションだけでもすごく楽になりましたが、
この数ヶ月ソーシャルディスタンスを保っていたので、なんの後ろめたい思いもしなくて済みました。
そんな私は、HSPである、と自認しています。
そして、娘も同じくHSC…。
そんな親子の毎日が、子育ての毎日が、どうしても大変になるのは、
これはどうしようもありません。
どうしようもありませんでした。
でも、HSC、HSPである、と気づくまでには長い時間が必要でした。
私にいたっては、45年生きてはじめて、その気質であることに気がついたのです。なんだか肩の力が抜けて、今までの全てに合点がいきました。
娘の気質に気がついたのが先でしたが、不登校になる少し前、4年くらい前でしょうか、
世の中に浸透し初めたこの、
HSC〜人一倍敏感な子〜という、人のとらえかたのカテゴリー。
書籍を読んで、親も子も納得した日の夜が忘れられません。
なぜならその時、娘があまりにも清々しい表情をしていたからです。
病名告知でホッとした、ということがあると思います。
自分の状況がきちんとわかる、というのは自己受容、肯定感において大事なことだと思わされました。