yuupytan’s blog〜自分が感じたことが全て*全て受け入れながら生きていく〜

今の境地にいたるまで、私が娘とともに歩んだ軌跡を記録したものです。

HSC気質の子どもを育てるコツ

 

HSCの子どもは、

一般的な対応では難しいことがあります。

 

普通の子、以上に、

親の期待を感じとり、

そのように振る舞おうとして頑張りすぎたり、

プレッシャーに感じたり、

してしまいます。

 

もともと、プレッシャーには弱いところがあります。

 

 

このような子の子育ては、

なかなか難しいものなのですが、

言葉を放つ前に、

 

それが適切かどうか、

 

を、自分のなかで咀嚼してから

発するようにしています。

 

 

例えば、

 

「頑張れ〜、応援してるよ!」

 

という言葉は押し付けがましいので、

 

「すごい、頑張ってるね!」

 

のほうが、うまく伝わります。

 

 

基本的に、

人の期待感、を負担に感じやすいので、

頑張ってほしい時には、

 

(もうすでに)頑張っているね、

 

と、

未来の子どもの到達点を見るのではなく、

今の子どもの到達点を誉める、

というのが、

明日頑張る子ども、

を作っていくことになります。

 

どの子もそうなのかもしれませんが、

HSC気質の子は、

そういう関わりのほうが伸びます。

 

敏感なだけに、

実際、いろんな人の思いを受け止めながら、普段から頑張っているのです。

 

 

けれども、

親としては、

ついつい、応援したくなるものです。

 

「頑張ればできる!あなたならできる!」

 

と。

 

でも、それは心のなかに留め置き、

 

「頑張ってるね」

「無理しないで」

「ぼちぼちね」

 

と、声をかけるようにしています。

 

 

以前も書きましたが、

もちろん、

心からそう思っていなければ、

逆説的にとらえられてしまいます。

 

「私はもっと頑張れと言われている…」

 

と、言葉の裏を読みがちです。

 

親は、価値観から変わるしかありません。

ありがちな常識や世間体、から抜け出す必要があります。

 

 

 

それからもうひとつ、

注意されること、が苦手なので、

少し「注意」が必要です。

 

どういうことかというと、

本人が納得できること、

なら大丈夫なのですが、

本人が理不尽、

と感じることならば、

自分の存在自体を否定された、ととらえがちになるので、

 

注意したり、叱ったり、することには、

筋が通っていることと、

行動だけを取り上げている、

ことが伝わっている必要があります。

 

さらに、

言い方にもコツがあります。

 

相手を批判するよりも、

 

母は、こうしてほしかった、

このような話を聞いたことがある、

 

と投げ掛けて、

 

で、あなたはどう思う?どうする?

 

と、本人に考えさせる余白を残しておくのです。

 

「決めるのはあなた」、

という、余白を残すことは、

 

あなたを尊重している、

というメッセージになります。

 

 

どの子にも当てはまることですが、

HSCの子育てには、

重要なことです。

 

 

「こういう時には、親としては注意するべきなのだろうな〜」、

と、

思うことも、いったん我慢…。

 

HSCの子は、

 

疲れた心身を癒すための、

バランスをとるための、

 

物や場所、時間が必要なのです。

 

 

少々のゲーム依存、には目をつぶりますが、

夜更かし、や健康を損なうことに対しては、

きちんと話をするようにしています。

 

 

人の気持ち、や、場の雰囲気、

に敏感な気質は、

 

ガス抜きができたり、

自分で決めたり、

自由に振る舞ったり、

 

する時間が何よりのごほうびです。

 

私もHSP気質なので、

自分ならどう思うだろうか、

と考えながら、

子どもと向き合うようにしています。

 

 

さらに、

HSP気質は、

空気が読めすぎるから、

その反動で、

全く空気が読めない時があります。

 

残念なことに、うまく舵取りができないのです。

 

 

 

要するに育児とは、

 

「うちの子はどんな子か」、

 

ということを知ることが、

育児書よりも大事なのかもしれません。

 

 

 

 

そんな娘の特性を、

学校に説明することは、

簡単なことではありませんでした。

 

子どもが話しやすい雰囲気を作るためには、

周りの理解が必要です。

 

ですが、

どうしても、

 

「子どもは導く対象」、

 

という見方が根強いために、

私の言葉が届いたのかどうか、

定かではありません。

 

 

ただ、ただ、

 

SOSが出せない子、

悩みを話してくれない子、

心の問題がある子

 

と、子ども側の問題、課題で片付けられることが多く、

 

「関わり方で変わります!」

という私の言葉も

知らないまに感情的になり、

 

うまく先生方と連携がとれなくなっていくのでした。

 

 

 

次回に続きます。


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(参加できた修学旅行のお土産)